教育資金のために見直す保険は ? – リスクを極力避ける !
教育資金は、必ず準備しなければいけない資金です。一生涯で一番高い買い物はマイホームと言われますが、お子さまにかかる教育資金も住宅購入と同じくらいお金のかかるものです。
特に一番お金のかかる大学の学費は下表のような現状となっています。
<国立大学>
区分 | 授業料の年額 | 入学料 | 検定料 |
---|---|---|---|
学部 ( 昼間部 ) | 520,800 円 | 282,000 円 | 17,000 円 |
学部 ( 夜間部 ) | 260,400 円 | 141,000 円 | 10,000 円 |
大学院の研究科 | 520,800 円 | 282,000 円 | 30,000 円 |
法科大学院 | 804,000 円 | 282,000 円 | 30,000 円 |
<私立大学>
区分 | 授業料の年額 | 入学料 | 検定料 |
---|---|---|---|
文科系学部 | 707,740 円 | 263,089 円 | 173,487 円 |
理科系学部 | 981,571 円 | 282,278 円 | 216,601 円 |
医歯科系学部 | 2,998,250 円 | 891,249 円 | 1,168,751 円 |
その他の学部 | 891,595 円 | 302,581 円 | 251,069 円 |
教育資金は必要資金です。お子さまひとりに対しての教育費の平均額は約 2,400 万円と言われています ( 小学校から大学まですべて私立の場合 )。
この教育資金を貯めていない場合、教育ローンなどを利用せざるを得なくなり、今後の家計を圧迫する要因となってしまいます。将来の学費に備えるためには、早い段階からの積み立てが必要だと言えます。その際の一般的な積立方法は「学資保険」です。
保険がベストなのか ? 貯金がベストなのか ?
学資保険は、元本割れの商品もありますが…
学資保険は、低金利時代の影響を大きく受けてほとんどの保険会社で総受取額が積立総額 ( 総支払保険料 ) を下回る、いわゆる元本割れ状態となっています。加入者の多い簡保の学資保険も例外ではありません。
「だったらリスクを負ってもリターンを求めたい !」と、外貨預金や投資信託を学資保険の代わりにする方も最近は増えてきています。必ず確保しなればならない教育資金を、外貨預金や投資信託のような投資リスクのある商品で用意していて良いのでしょうか。
保険のメリットをもう一度考えましょう !
貯金は積み立ての途中に万が一のことがあったら、積み立て分しか受け取れません。
保険は、契約が成立した時から、満額の保障額が確保されます。その保障こそが生命保険の最大のメリットですし、実は元本割れをしない保険商品もあります。
本当に必要な資金ならなるべくリスクのないもので用意することをおすすめします。